ママも駐在先でチャレンジしたっていい!〜イネさんの海外赴任エピソード(4)〜
みなさま、2023年もどうぞよろしくお願いいたします。今年最初の記事は、イネさんの海外赴任エピソードの第4弾です。
これまでのイネさんのインタビュー記事はこちら!(1)(2)(3)
マナまなBeeのアドバイザーであるイネさん(仮名)は、小学生と高校生の時期を海外で過ごし、親になってからも息子と娘と共に夫の海外赴任に帯同しました。
そんなイネさんが、自身のエピソードから、みなさんにアドバイスを送ります。今回は、お子さんの話ではなく、保護者の海外での過ごし方に関するアドバイスです。
一旦止まった職場でのキャリア。海外でなにか始めるのは簡単ではない?
夫の海外転勤が決まり、家族みんなで海外へ行くことに。お子さんのケアももちろん大切ですが、母親にとっては自分の仕事をどうするかという問題も生まれます。私もそうでした。夫に帯同すると同時に休職。子育てと家事に専念する時間を過ごしました。自分で望んだわけでもなく、キャリアにぽっかりと隙間ができてしまう。そんな変化に迷いや悩みを抱える人も多いでしょう。
そこで「家の外でなにかしたい」と考えてみても、実際に始めるのはなかなか難しいもの。言葉の壁、ビザの問題など、いろいろなハードルが立ちはだかります。誰かに聞きたくても、良き相談相手がいるとも限りません。近所の人とつながりがあっても、その雰囲気に流されてしまう場合もあるようです。
駐在員の家族という立場から、現地の人にいつまでもお客様のような扱いを受ける。海外赴任に帯同してきた日本人同士の集まりで、活動的な言動が受け入れられないことも。同じような立場の女性同士の会で「ボランティアをしてみたい」と話したところ、「海外まで来て、なんでわざわざそんなことを?」と言われて、萎縮してしまったという知り合いもいました。
仲間を見つけ、一歩踏み出しましょう!
こうした新しい活動をためらわせてしまう状況がいくつも想定されます。とはいえ、仕事に一生懸命に取り組んできた人であれば、何年も家に居続ける生活はストレスフルになってしまうかもしれません。周囲の声を気にし過ぎることなく、ぜひ自分の気持ちに従って挑戦してみてほしいです。たまたま側にいる人と価値観が合わないだけで、あなたと同じような考えで行動している人はきっと見つかります。
やったみたい活動に参加するのも、職場で磨いてきた力を活かせる仕事を始めるのも良い。ネットのおかげで興味関心の近い人ともつながりやすくなりました。まずは参考になる話を聞ける人を探してみてください。私たちマナまなBeeのネットワークも役立ててもらえたら嬉しいです。海外でしかできない経験は、お子さんだけでなく、保護者にとっても貴重な財産になるはずです。やりたいことをやりましょうよ!
***お知らせ***
マナまなBeeでは、帰国子女経験者であり帰国子女のママでもあるイネさんと、オンラインでお話しできる機会も企画する予定です。詳細は今後、SNSやブログでお知らせします。引き続き、イネさんの記事もチェックしてくださいね!