マナまなBeeの先生ってどんな人?①〜日本語教育に興味を抱いたきっかけは?〜

これまでマナまなBeeの教育内容や方法をご紹介してきましたが、どのように教わるかだけでなく、誰が教えてくれるのかも気になるのではないでしょうか?この「マナまなBeeの先生ってどんな人?」シリーズでは、マナまなBeeの先生についてご紹介します。

今回から数回は、マナまなBee代表のHitomiのお話です。日本語教育との出会い、学生時代に学んだこと、社会人になってからの経験など。先生のバックグラウンドを知ってください!

ネパールで“言葉の力”を実感して

語学に関心を持ったのは小学5年生のことです。山登りの好きな父が、ネパールまで連れて行ってくれて。10日間ほど首都のカトマンズ周辺の山に滞在したんです。宿泊先では、現地の方だけでなく、いろいろな国の人と出会いました。もちろん初めての経験です。そこで、国籍がバラバラでも、みんなが英語で通じ合っているのを目にして。子ども心に「英語ってすごいな」と素直に感じ、言葉の力に興味を引かれました。「もっと外国の人と仲良くなりたい。海外で仕事がしたい」。ずっとそう思ってきました。

じゃあ、英語を学ぶようになったかというと、実はそんなことはなく。小学生の頃から、なんだか英語には苦手意識があったんですよね。歌やテレビ番組で耳にしても、なかなか頭に入ってこない。そこで、「別に英語がそこまで上手じゃなくてもいいのでは」「他に外国でどんな仕事ができるんだろう」と見つけたのが、日本語教師だったんです。ネパールでも片言の日本語で話しかけてくれる人はいて。英語が最強かもしれないけど、日本語だって知りたい人はきっといる。海外で日本語を教えるのが、当時の私の夢でした。

ちなみに、中学校や高校でも英語は得意になれなくて。単語や文法を覚えるのが中心の学習に、私は馴染めませんでした。あの頃は、「正しい語順じゃなくても、気持ちが伝わったらいいんじゃない?」とも思っていましたね。だから、実践よりもテストを重視しすぎる学習に苦手意識のある人の気持ちは分かってあげられるんじゃないかな。

マナまなBee 代表 Hitomi

その後、日本語教育について学べる大学に進学し、4年生になる前に1年休学して、オーストラリアでのワーキングホリデー(※)も経験しました。高校に入った頃から、両親に「やりたいことをやってみなさい」と言われていて。「将来に関わる面白いことがしたい」と考えた時、ワーキングホリデー制度を利用して海外へ出るのが、とても良い経験になる予感がしたんです。

まだインターネットが普及し始めた頃で、留学をサポートしてくれるエージェントも通さず、自分で留学先もホームステイ先も探しました。両親に資金の援助をしてもらえたのも幸運でした。今へとつながる貴重な経験ができたと思っています。(続く)

ワーキングホリデーとは、青年が海外の異なる文化圏の中で生活したり休暇を過ごす機会を得ることができる制度です。滞在期間の資金を補うための就労も一定程度認められています。興味がある方はこちらをご覧ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です